2016年もあとわずかとなりました。
今年個人的に印象に残っているのは、「いとうせいこうフェス」に出演させていただけたことでしょうか。
カメラ=万年筆の佐藤優介君とともに、いとうせいこうさん、高橋幸宏さん、岡田徹さん、鈴木茂さん、沖山優司さんといったそうそうたる方々と、東京体育館の1万人近い観客の前でステージに立ったのは今までにない経験でした。
楽屋裏などでも、細野晴臣さんやヤン冨田さんなど、「メディアの中の人たち」だった方々がすぐ近くにいらっしゃって、なんだか現実感のないところもありました。
そして、年内ギリギリではありますが、ようやくオリジナルでアルバムを一枚作れたというのも大きかったですね。
途中仕事のスケジュールの都合などもあり、制作に大きく間が空いてしまったりして、当初想定していたよりずいぶん時間がかかってしまいましたが、通常の仕事とはまた違った達成感がありました。
今後も仕事とは距離を置いたオリジナル作品というのも作り続けていきたいですね。時代的に、もうCDがいいのかどうかはわかりませんが…
一方で、今年は偉大な音楽人の訃報が相次ぐ年となってしまいました。
特に、音楽を始めるよりさらに前の段階、音楽というものに興味を持つきっかけとなったユニットZabadak。そのメンバー、吉良知彦さんが亡くなってしまったことは、自分にとって大きな衝撃でした。自分の今後の音楽との向き合い方についても、改めて考えるきっかけとなった気がします。
こうして振り返ってみると、総じて浮き沈みの大きく感じられた一年だったように思います。
来年含め今後、後悔しないような生き方をしないとな…とも。
ともあれ、今年も多くの方々に大変お世話になりました。
まもなく年も明けますが、来年も引き続き皆様よろしくお願いいたします。