Zabadakの吉良知彦さんが逝去されたと、昨晩バンドオフィシャルから告知がありました。
あまりに突然のことで、一夜明けた今でもまだ信じられずにいます。
私のZabadakとの出会いは小学生のころでした。
それまで私は特段音楽に興味など持っていなかったのですが、姉が聴いていたアルバム「飛行夢」がたまたま耳に入ってきて、「なんだこの音楽は!」と鮮烈な衝撃を受けたのを今でも覚えています。
そこから辿り始めて、素晴らしいアーティストたちにもたくさん出会うことができました。
初めて買ってもらったギターが12弦のアコギだったのも、のれんわけライブでの吉良さんの影響でした。
この出会いがなければ、おそらく私は音楽をやっていなかったでしょうし、そもそも音楽というものに強い興味を抱くようなこともなかったでしょう。
ライブを見に行ったりもする中で、覚えていただけていたかはわかりませんが、何度か直接お話をさせていただく機会もありました。
それでも、もっとライブに行っておけばよかった、もっと積極的にお話しさせていただいたりすればよかった、などと後悔は尽きません。
一緒になにかを作ったり、などといったことは実現することはありませんでしたが、作品を通じて吉良さんから与えていただいたものを糧に、これからも自分の音楽を続けていきたいと思っています。
今はただ、静かにご冥福をお祈りするばかりです。
Category:日々徒然|
2016年7月7日