ムーンライダーズの岡田徹さんの訃報が舞い込んできました。
ご一緒したことのある方という意味では先日の高橋幸宏さんもそうで、大きな衝撃でしたが、そこに立て続けにこの訃報。
正直、心の整理が追いつきません。
岡田さんとの付き合いはもう20年にも及ぶほど、私がまだただの学生でしかなかったころから、とても気さくに仲良く接してくださいました。
その後、サポートとしてはもちろん、plusicoやukulenicaといったユニットという形でもご一緒させていただく機会もあり、それは大変に光栄なことでした。
私の場合、ムーンライダーズ本体よりも先に岡田さんのプロジェクト”Life Goes On”に出会っていたこともあり、後に「架空映画音楽集II」のレコ発ライブで「いいパパ、いいママ、悪いパパ ポルカ」の演奏をご一緒した時もまた何とも言えない達成感があったものです。
音楽に限らず、私生活の面でも仲良くしてくださって、家族ぐるみでのお付き合いもありました。
それこそ年齢的には親子ほども離れていながら、対等なものとして扱ってくださったのもとても印象的でした。
高橋幸宏さんも、ご一緒したのは2016年の「いとうせいこうフェス」のただ一度だけでしたが、ダメ元でお渡しした自分のアルバムを聴いてくださって、「良かったよ」と仰っていただいたことは今でも忘れられません。
それ以外でも、岡田さんと同様とても気さくかつフラットに接してくださる方で、共通する心地よい空気感をお持ちでした。
今はただ、ご冥福をお祈りすることしかできません。
今まで、本当にどうもありがとうございました。