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短編映画の上映会

短編映画の上映会というものに行ってみました。

以前から、総合芸術としての映画というものにはとても刺激を受けるようなことも多かったし、自分としても本格的に関わっていきたい分野のひとつ。

 

そんなわけで、特に予備知識なく行ってみたのですが…嬉しいことに、「これは!」と思えるような作品に出合うことができました。

勝然武美監督による「EXIT」。

多くを語る作品ではありません。セリフも一切なし。

しかし、俳優さんの鬼気迫る表情、欝々とした世界観、タルコフスキー作品にも通ずるものを感じる映像美。説明が少ないながらも各要素の強度が物凄い。主人公は「命を奪う」という行為への妄執に囚われた挙句、最終的に…ということになるわけですが、いったいここはどこで、この男はどんなバックグラウンドを持ってこんなことになってしまったんだろう…などなど、想像力を思い切り掻き立てられる作品でした。

やっぱり、すべてを説明されてしまうよりも、こういった良い意味での「余白」のある作品が好きだなあ。


Category:日々徒然| 2019年1月21日

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